ブラックジャックのカウンティングとは?やり方や禁止理由を解説!
ブラックジャックは、数世紀にわたってカジノのテーブルを賑わせてきた人気のカードゲームです。そして、その戦略の一つとして、ある一部のプレイヤーたちは「カウンティング」を用います。ここでは、そのカウンティングというテクニックとその目的について簡単に紹介します。
カウンティングは、デッキに残るカードを記憶し、推測する技術です。これにより、次に引くカードが高いカード(例えば10点や絵札)なのか、それとも低いカード(例えば2〜6点)なのかを予測します。高いカードが多い場合、プレイヤーにとって有利な状況となるため、その時点でベットを増やすことができます。これがカウンティングの基本的な目的であり、プレイヤーがカジノに対する優位性を獲得するための戦略の一つとなります。
しかし、この技術は一部の人々にしか理解できない複雑なもので、カジノにとってはあまり歓迎されない方法となっています。これが何故なのか、そしてカウンティングがどのように動作するのかについて、本記事で詳しく説明していきましょう。
ブラックジャックのルールは?
ブラックジャックは、プレイヤーとディーラーが対決するカードゲームです。その目標は、手持ちのカードの合計を21に近づけ、ディーラーの手札を上回ることです。
まず、プレイヤーとディーラーはそれぞれ2枚のカードを受け取ります。プレイヤーのカードはオープンにされ、ディーラーのカードは1枚だけが公開されます。これがゲームの開始点となります。
次に、カードの得点システムについて説明します。数字カード(2〜10)の得点はその数値と同じ、絵札(ジャック、クイーン、キング)は10点、エースは1点または11点(プレイヤーが選択できます)となります。プレイヤーはこれらのカードを利用して合計点数を計算し、21点を目指します。
プレイヤーは自分のターンに「ヒット」(追加のカードを引く)か「スタンド」(現在の手札で勝負する)を選びます。もしプレイヤーが21点を超えてしまった場合、「バスト」(負け)となります。
一方、ディーラーは特定のルールに従って行動します。通常、ディーラーは手持ちのカードが16点以下の場合は必ずヒットし、17点以上になったらスタンドします。
全てのプレイヤーが行動を終えたら、ディーラーの隠されていたカードが公開され、最終的な得点が比較されます。ディーラーとプレイヤー双方がバストせず、プレイヤーの手札の合計がディーラーのそれより高い場合、あるいはディーラーがバストした場合、プレイヤーの勝利となります。
▼ブラックジャックのルールについて以下の記事で解説しています!
カウンティングとは?
カウンティングとは、ブラックジャックで用いられる高度な戦略の一つで、ゲームの中で未だに出ていないカードを記憶し、推測する技術のことを指します。この戦略は、プレイヤーが次に引くカードが高いカード(10点や絵札)なのか、それとも低いカード(2〜6点)なのかを予測し、それに応じてベット額を調整することで、長期的に見て有利にゲームを進めることを可能にします。
カウンティングの理論的背景は、ブラックジャックが一部の情報を公開するゲームであるという事実に基づいています。すなわち、すでにプレイされたカードはテーブル上に明らかになり、それにより残りのカードの構成が変わるという点です。例えば、デッキから多くの低いカードが出ている場合、残りのデッキには高いカードが比較的多くなる可能性があります。高いカードが多い状況はプレイヤーにとって有利であるため、カウンティングはゲームの流れを読み解く重要なツールとなります。
これはなぜかというと、ディーラーは17以上の数字になるまでカードを引くルールがあるからです。そのため、残りのデッキに高いカードが多いと、ディーラーが21を超えてバストする可能性が高まります。また、高いカードが出た時にブラックジャック(エースと10点の絵札)を得る確率も上がります。これはプレイヤーにとっては1.5倍の配当がある大きな利益となります。
ただし、カウンティングはルールを理解し、迅速な計算能力と高度な記憶力を必要とします。また、カジノはこの戦略を好ましく思っていません。次節では、カウンティングの具体的なやり方と、それがなぜ問題視されるのかについて詳しく見ていきましょう。
カウンティングのやり方
カウンティングにはいくつかの方法が存在しますが、ここでは特に有名である「Hi-Loシステム」と「KOシステム」について説明します。
まず、Hi-Loシステムです。この方法は、特定の値を各カードに割り当て、その値を追跡することでデッキ内のカードの構成を把握します。具体的には、2から6までのカードには+1、7から9までのカードには0、そして10からエースまでのカードには-1の値を割り当てます。ゲームが進行し、カードがプレイされる度に、そのカードの値を「カウント」(現在の合計)に追加または減算します。カウントが高いほど、残りのデッキに高いカードが多いと判断できます。
次にKO(Knock-Out)システムです。このシステムはHi-Loシステムと非常に似ていますが、7にも+1の値を割り当てる点で異なります。この微調整により、KOシステムは少し簡単になり、デッキがシャッフルされるたびにカウントをリセットする必要がなくなります。
これらのシステムを使用するには、全てのカードを追跡し、素早く正確に計算する必要があります。そして重要なのは、このカウントを使ってあなたのベットを調整することです。例えば、Hi-Loシステムを使用していてカウントが高い(つまり、+の数値が多い)場合、次に引くカードが10点か絵札である可能性が高くなります。この情報を元に、ベット額を増やすことで、有利な状況を最大限に利用することができます。
しかし、これらのカウンティングテクニックはカジノにとって歓迎されない行為とされています。なぜなら、これらはプレイヤーがカジノに対して有利にゲームを進める可能性を高め、カジノの収益に影響を与えるからです。次の節では、カウンティングがなぜ問題視され、どのように対策されているのかについて説明します。
カウンティングが禁止の理由
カウンティングがカジノから禁止されている主な理由は、これがプレイヤーがカジノに対して有利にゲームを進行する可能性を高め、その結果としてカジノの利益を減らす可能性があるからです。
一般的に、カジノゲームはカジノ側に少なからず利益をもたらすように設計されています。これを「ハウスエッジ」または「ハウスアドバンテージ」と呼びます。しかし、カードカウンティングを適切に使用すると、このハウスエッジを逆転させ、プレイヤーが長期的に見て利益を得る可能性があります。これはカジノビジネスにとっては許容できる状況ではなく、その結果、カウンティングは一般的に禁止されています。
カウンティングが発覚した場合、カジノはさまざまな対応を取ることがあります。最も一般的な対応は、カウンティングを行っていると疑われるプレイヤーをブラックリストに登録し、その人物がカジノでプレイするのを禁止することです。これは「バン」または「追放」と呼ばれ、一部のカジノではこれを公に宣言します。
一方で、一部のカジノではより積極的な手段を取ることもあります。例えば、カードカウンティングを防ぐために、頻繁にデッキをシャッフルする、複数のデッキを使用する、ベットパターンを監視して不規則なパターンを検出する、などの方法があります。
しかし、重要な点として、カードカウンティングは一部の地域では合法であるという事実を忘れてはなりません。つまり、プレイヤーは法律を犯しているわけではありません。それでもカジノはプライベートプロパティであり、入場を拒否したり、特定の人々にギャンブルを禁止する権利を持っています。そのため、カードカウンティングは合法であっても、カジノがそれを好ましく思わないことは確かです。
まとめ
ブラックジャックのカウンティングは、プレイヤーがゲームにおける自身の勝率を最大化するための効果的な戦略の一つです。特定のカードに値を割り当て、これを追跡することで、未出のカードの構成を推測します。これにより、次に高いカードが出る可能性が高まる時にベット額を増やすなど、ゲームの流れを自身の利益に繋げます。
しかし、カジノ側から見れば、カウンティングはカジノの利益を脅かす行為であり、禁止されることが多いです。カウンティングが発覚した場合、プレイヤーはカジノへの入場を禁止されるなどの措置が取られる可能性があります。
それでも、カウンティングは一部の地域では合法であり、プレイヤーが長期的に見て利益を得る可能性のある数少ない戦略の一つです。ただし、その実践には高度な技術と注意が必要となります。
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