マカオIR運営SJMホールディングスの2023年通期業績発表:赤字74.2%減
マカオのカジノIR(統合型リゾート)運営会社であるSJMホールディングスは、2023年の通期業績を発表しました。この報告によると、同社の赤字は20.10億香港ドル(約384億円)に達し、前年比で74.2%の赤字縮小を達成しました。調整後EBITDA(利息、税金、減価償却前利益)はプラスに転じ、17.27億香港ドル(約331億円)を記録しました。また、子会社のSJMリゾーツによるカジノ粗収益は前年から229.3%増の200.59億香港ドル(約3839億円)に増加し、マカオのカジノ市場におけるシェアは11.9%に達しました。このシェアの内訳は、マス市場が14.8%、VIP市場が3.5%です。
昨年末時点でのグループの預貯金等は45.50億香港ドル(約871億円)、債務は約281.50億香港ドル(約5388億円)でした。SJMホールディングスは「リスボア」ブランドのカジノIR施設などを展開しており、老舗の事業者として知られています。