マカオ、2024年1～2月のカジノ税収が前年比142.9%増の約2700億円に、年度予算進捗率17.7%

最新の財政収支資料によれば、2024年の1～2月のマカオ政府の歳入は、前年同期比で44.5%増の183億3709.4万パタカ（約3347億円）となりました。年度予算執行率は17.9%でした。

経常性収入に限ると、140.5%増の183億1370.7万パタカ（約3342億円）であり、年度予算執行率は18.0%でした。そのうち、ゲーミング（カジノ）税収は142.9%増の147億9718.9万パタカ（約2701億円）となり、年度予算執行率は17.7%となりました。ゲーミング税は歳入の81.6%を占めます。

一方、歳出は41.4%増の105億9074.1万パタカ（約1933億円）で、年度予算執行率は10.4%でした。特に投資計画分が大幅に増加しました。

財政収支は77億4635.3万パタカ（約1414億円）の黒字となり、前年同期比では49.0%増加しました。

過去数年間、コロナ禍やゲーミング税の減収などにより、財政収支は表面的には黒字でしたが、実質的には赤字でした。しかし、2024年においてはアフターコロナでカジノ売上が回復傾向にあるため、政府は財政予算における年間カジノ売上目標を2160億パタカ（約3兆9421億円）、月平均180億パタカ（約3285億円）と設定し、収支均衡を図るとしています。1～2月のカジノ売上実績は目標を上回る378.23億パタカ（約6903億円）であり、今後の推移に注目されます。

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