マカオ経済、カジノ売上の好調で黒字転換:2024年1月の実績
最近マカオ政府財政局が発表したデータによると、2024年1月のマカオの歳入は前年の同月比で35.0%増加し、約1925億円に達しました。この歳入のうち、マカオのカジノからの税収が大きな割合を占め、前年同月比で364.2%増の約1370億円となり、歳入全体の約71.2%を占めています。
歳出も前年同月比で28.5%増の約947億円に上り、この増加は主に新型コロナウイルス対策の経済支援やその他の補助金の減少を、投資計画の増加が上回った結果です。これにより、マカオは約978億円の財政黒字を記録し、前年同期比で42.0%の増加を達成しました。
2020年から2023年にかけてのコロナ禍を経て、マカオの財政は一時的に黒字を記録していましたが、ランドカジノの税収減少により財政準備資産を使用して補填していたため、実質的には赤字の状態でした。しかし、2024年に入り、カジノ売上の回復に伴い、政府は年間のカジノ売上目標を約4兆0309億円に設定し、これにより財政の均衡を達成できると見込んでいます。1月のカジノ売上は目標を上回る約3609億円を記録し、今後の財政状況の改善が期待されています。