経産省、スポーツ賭博の検討を否定|国内解禁の可能性閉ざす
斎藤経済産業相は、スポーツベッティング(スポーツ賭博)に関して国内での解禁を検討する考えがないことを明言しました。これは、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏がブックメーカーでの違法賭博疑惑で解雇された事件を受けての発言です。斎藤氏は、経済産業省がスポーツ賭博の解禁に向けて検討した事実はないと強調しました。
ただし、経済産業省は2021年6月に公表したスポーツクラブ産業に関する有識者会議の提言で、米欧のスポーツ賭博事例を紹介し、地方財政への貢献可能性に触れ、2022年にはスポーツ賭博解禁に関する素案をまとめています。日本の刑法では賭博を禁じており、競馬や競輪、サッカーなどのスポーツくじは特別な法律で例外的に認められています。