水谷一平 大谷口座から24.5億円をブックメーカーに送金 賭けの負けは62億円超 米報道
元ロサンゼルス・ドジャースの通訳である水原一平氏(39歳)が、選手大谷翔平(29歳)の銀行口座から不正に最低1600万ドル(約24億5000万円)を送金していたと、複数のアメリカのメディアが報じました。当初の報道では、送金された金額は450万ドル(約6億9000万円)以上とされていましたが、その規模は後に3倍以上に上がっていることが明らかになりました。
事件が明るみに出たこの日、アメリカの連邦当局は水原氏を銀行詐欺の疑いで起訴したと発表しました。連邦検事のマーティン・エストラーダ氏によると、該当の銀行口座は2018年に水原氏によって開設され、2021年には違法な賭博活動が始まりました。口座の連絡先情報も水原氏のものに変更されていたとのことです。エストラーダ氏は、大谷選手がこの捜査に全面的に協力していると述べました。
ESPNの報道によると、銀行詐欺には最大100万ドル(約1億5300万円)の罰金と最大30年の懲役が科される可能性があるとされています。
さらに、水原氏は2021年12月から今年1月にかけて後払い式のブックメーカーで約1万9000回の賭けを行い、その中で勝った賞金は約1億4200万ドルに上りましたが、負けた金額は約1億8300万ドルで、最終的には差し引き約4067万8436ドルの損失(約62億3270万円)を記録していました。押収された記録には、野球の試合に賭けた形跡は見られなかったとしています。