【マネロン】大谷翔平から盗まれた資金がラスベガスのカジノ経由で胴元へ
水原一平は、大谷翔平の銀行口座から不法な賭け事業へと50万ドルを何度も送金しており、その資金はカリフォルニアとラスベガスのカジノでギャンブルのアカウントに預け入れられ、プレイチップに変換された後、現金化してブックメーカーに支払われました。この一連の出来事は、大谷の通訳として知られる水原が、ロサンゼルス・ドジャースの選手から1600万ドルを盗んだとされる告発後に明らかになりました。この事件は水原のギャンブル依存症が原因とされ、広く注目される連邦捜査の引き金となっています。
カリフォルニアのブックメーカーであるマシュー・ボワイヤーは水原からの支払いを受け、その資金を自身の「マーカー」アカウントに振り込んでいます。このマーカー口座からチップを引き出し、ギャンブルに使用した後、勝利した場合には現金化されます。連邦当局によると、この操作は南カリフォルニアにおけるスポーツブックメイキング組織の運営と、その収益のラスベガスのカジノを通じたマネーロンダリングの捜査の焦点となっています。
この捜査の中心にあるのはリゾーツ・ワールド・ラスベガスで、連邦検察はこのカジノに対し、マネーロンダリング防止策に関する文書などを求める召喚状を送付しました。カジノ側は法的な問題についてはコメントを控えているものの、捜査には協力していると述べています。このような背景のもと、多くの関係者が連邦当局の手によって調査されており、すでに数名が起訴されている状況です。