世界オンラインカジノアクセスランキングは日本が4位に
オンラインカジノ、通称「オンカジ」の利用が日本で増えています。特に、新型コロナウイルスの流行期間中にその普及が進みました。オンラインで行われるこの種の賭博には、バカラ、スロット、スポーツベッティングなどが含まれます。インターネット上には、オンカジが日本の法律でどのように扱われているのかについて曖昧な情報を提供するサイトが数多く存在します。一部では「法的なグレーゾーン」と表現されることもありますが、実際には違法行為とされています。
警察庁のサイトによると、たとえ海外で合法的に運営されているオンカジであっても、日本国内から接続して賭博を行う行為は違法です。利用者は賭博罪により50万円以下の罰金または科料、または常習賭博罪で3年以下の懲役に問われることがあります。
さらに警察はオンカジを利用するユーザーだけでなく、その仕組みを提供する側の摘発にも力を入れています。例えば、警視庁は昨年9月、オンカジへの入金を支援する決済代行業者の男性を賭博幇助容疑で逮捕しました。この男性はその後、起訴されています。
データ分析会社シミラーウェブジャパンの調査によると、オンカジサイトへのアクセスは、ブラジル、カナダ、ドイツに次いで日本が四番目に多いことが分かっています。利用されるデバイスの大部分はスマートフォンで、全体の約80％を占めています。
ドイツ市場は日本と同様にこれまでオンラインカジノは違法でしたが、EUからの圧力によりオンラインカジノを規制し、合法化。合法化はされたもののオンラインカジノのレギュレーションが厳しい為、合法オンラインカジノと違法オンラインカジノが混在している特殊な市場となっている。
カナダ市場も同様にオンタリオ州のみオンラインカジノが合法化しているが、違法オンラインカジノがまだまだ残っている状況である。
ブラジル市場は2022年のサッカーワールドカップよりスポーツベットを中心に急速に拡大。2023年12月にブラジルでは、スポーツベッティングとオンラインカジノを含む、ギャンブルの合法化を正式に発表にしました。急成長に伴い、ブラジル政府は、2024年後半までに、新しいギャンブル規制を開始すると宣言しています。
アクセスランキング上位3ヵ国とは違い、日本がオンラインカジノと共存を検討しないのはパチンコ業界や政治的な要因が大きいとみられます。
▼オンラインカジノは違法？については下記の記事からご覧ください。
