オンラインカジノ収益のマネロン 大阪府警が組織犯罪グループを逮捕 約500の架空会社 管理口座は4000以上
大阪府警は、投資詐欺の被害金を架空の会社に入金することで資金洗浄を行った疑いで、組織犯罪グループの12人を逮捕したと発表しました。この中には、神奈川県川崎市の会社役員、藤井亮平容疑者(41歳)も含まれています。彼らは2021年11月に実在しない会社を作り、2022年にその会社の口座を開設。その後、詐欺で得た210万円を含む約559万円を他の口座へ送金し、犯罪による収益の事実を隠蔽しました。
報告によると、このグループは東京と富山に事業所を構え、所謂収納代行業と称して犯罪収益の資金洗浄を行っていたとされます。具体的には、知人やSNSを通じて集めた人々を表面上の代表に据え、存在しない架空会社を約500法人設立し、管理口座を4000以上開設。これらの口座を使って、詐欺被害金やオンラインカジノの収益金などを混ぜ合わせ、犯罪収益の洗浄を行い、最終的には海外の法人口座へ送金して捜査機関の追跡を避けていました。
2023年の1月から6月の間に、このグループには月に約100億円が入金され、その中から4億円程度が彼らの取り分として配分されたと報じられています。大阪府警は今後、この事件に関連する人々から詳しい事情を聞き出し、資金の流れや組織の詳細について解明する計画です。