マネロン事件1300口座130の金融機関に一斉凍結要請!オンラインカジノや海外FXにも使用
ペーパーカンパニーの口座を使って詐欺の被害金などの資金洗浄を行ったとして13人が逮捕された事件で、大阪府警察本部が、グループが管理していた口座のうち、約1300口座に対して約130の金融機関(都市銀行や地方銀行、ネット銀行など多岐にわたる)に一斉凍結を要請したことが明らかになりました。
この規模の口座凍結の要請は異例の規模ということで、海外FXやオンラインカジノなどの入出金に使われる電子ウォレットなどに大きく影響を与えています。
この口座は「リバトングループ」と名乗る組織の管理下にあり、様々な犯罪グループからの資金洗浄を依頼されていたとされます。
捜査関係者によると、これらの口座には少なくとも600億円が振り込まれており、川崎市の会社役員である藤井亮平容疑者を含む13人が組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたマネロングループは、SNSで募った協力者に実態のないペーパーカンパニーを法人登記させ口座を開設し、約700億円をマネーロンダリング(資金洗浄)を行ったとされています。
府警は、6月中にはさらに約300の口座の凍結を要請し、引き続き金の流れやグループの実態解明などについて捜査を進める。