オンラインカジノに2億円賭けた税務署職員が常習賭博容疑で刑事告発
埼玉県内の税務署に勤務する職員が、海外の複数のオンラインカジノで2億円以上を賭け、収益を税務申告していなかったとして、関東信越国税局はこの職員を27日付けで停職3か月の懲戒処分とし、常習賭博の疑いでさいたま地方検察庁に刑事告発しました。
懲戒処分を受けたのは20代の男性職員です。この職員は、去年12月までの約1年10か月間にスマートフォンを使って海外の4種類のオンラインカジノのサイトにアクセスし、少なくとも9万8000回以上、合計で2億円以上を賭けていたにもかかわらず、その収益を税務申告していなかったとされています。
さらに、この職員は勤務時間中にも職場などでオンラインカジノや競輪に賭けており、上司からの指導を受けた後も繰り返し行っていたことが確認されました。
関東信越国税局は、公務員の信用を失墜させる行為であるとして、27日付けで停職3か月の懲戒処分とするとともに、常習賭博の疑いでさいたま地方検察庁に刑事告発しました。この職員は「動画投稿サイトでオンラインカジノの映像を見て、興味本位で始めた」と話しており、依願退職したとのことです。
関東信越国税局は「深くおわびいたします。職員の綱紀の厳正な保持を徹底していく」と述べています。