「オンラインカジノ副業」を装った詐欺、山口市の女性が100万円被害
山口県警山口署は、オンラインカジノを使った副業を装った特殊詐欺で、山口市内の50代の無職女性が約100万円を騙し取られたと発表しました。
今年2月、山口市に住む50代の女性がスマートフォンでSNSを見ていた際、「簡単にお金を稼げます」という投稿を発見しました。その投稿者とSNSで連絡を取り合ううちに、相手は「オンラインカジノで利益を得ており、プロと協力して100%勝利している。お客様のためにオンラインカジノを代行プレイし、利益を出している。初期投資は10万円から1000万円で、利益の20%を手数料としていただき、元本は保証されます」と説明しました。女性は指示に従い、オンラインカジノに会員登録し、「オンラインカジノ関係者」を名乗る人物と連絡を取り、指示された口座に初期投資金として10万円を振り込みました。その後、SNSメッセージで「10万円が約160万円に増えた。出金するためには、20%の手数料を振り込む必要がある」との連絡を受け、追加で約30万円を振り込みました。
3月には、「受け取るべき収益の口座情報に誤りがあり、出金できない。口座情報を修正し、会員ランクを上げるためには60万円が必要だ」と「カジノ関係者」から説明を受け、女性はさらに60万円を振り込み、合計で約100万円を騙し取られました。