デンマークのギャンブル収益、2023年12月に大幅上昇：Spillemyndigheden報告

デンマークのギャンブル当局であるSpillemyndighedenは、2023年12月に業界全体で前年比22％以上の改善を宣言しましたが、前年と比較して2023年全体ではわずかな増加にとどまりました。2023年12月のデータを公開し、Spillemyndighedenは総GGR(カジノの総粗収益 / Gross Gaming Revenue)がDKK 665m（€89.23m）に達し、前年同月のDKK 543mから22.6％増加したと述べました。12月の数字は、11月のGGR DKK 606mよりも改善されています。2023年全体では、ギャンブル当局は2022年のDKK 6.7bnと比較して1％増のDKK 6.8bnのGGRを記録しました。12月のGGRは、スポーツベッティング、オンラインカジノ、ランドカジノの成長によって牽引されましたが、ゲーミング機器は2022年の同月と比較してわずかに減少しました。

GGRシェアに関しては、オンラインカジノが45.85％で先頭を切り、次いでベッティングが34.02％、ゲーミング機器が14.93％、ランドカジノが5.2％でした。12月のオンラインカジノGGRはDKK 305mで、前年同月のDKK 273mから11.85％増加しました。このセグメントのGGRの77.74％がスロットから、6.69％がルーレットから、5.36％がブラックジャックから得られました。ベッティングGGRは12月に67.03％増のDKK 226m（2022年12月：DKK 136m）に改善しました。このセグメントのGGRの70.75％がモバイルから、15.52％がランドから、13.72％がコンピューターから得られました。Spillemyndighedenは、ベッティングの増加は、2023年12月の返還率が2022年12月と比較してやや低かった事実を踏まえて考慮する必要があると指摘しました。

ランドカジノのGGRは12月に1.09％増のDKK 35m（2022年12月：DKK 34m）に上昇し、月間の平均日別GGRはDKK 174,180でした。ゲーミング機器のGGRは0.76％減のDKK 99m（2022年12月：DKK 100m）で、月間の平均日別GGRはDKK 504,922でした。2023年全体では、オンラインカジノがDKK 3.08bnのGGRを生成し、ベッティングはDKK 2.19bnのGGRを生み出し、ゲーミング機器はDKK 1.18bnのGGR、ランドカジノはDKK 362mでした。2023年12月時点で、Spillemyndighedenは、自己排除プログラムROFUSに登録された人数が46,152人で、そのうち30,804人が永久に登録されていると述べました。

さらに、StopSpilletギャンブルヘルプラインは2023年に523回のヘルプライン会話を実施し、会話の総数の58.7％がプレイヤーから、40％が親族から、1.3％がコンサルタントからでした。StopSpilletとのその他の会話は年間で2,409回発生しました。

先月、Spillemyndighedenはデンマークのギャンブルに関する研究を発表し、15歳から17歳の15％が国内のオンラインギャンブルの年齢制限が18歳であるにもかかわらずオンラインでギャンブルをしていることが明らかになりました。

ギャンブル当局は最近、ギャンブル業界に対し、マネーロンダリングとテロ資金調達の指標に関する意見をMoney Laundering SecretariatのGoAML報告プラットフォームで提供するよう求めました。